「40代でキャリアチェンジ? いやいや、もう遅いでしょ。」
……それ、誰の声? 本当に“社会の声”? それとも、自分の内側から聞こえてる“あきらめグセ”の声じゃないか?
かつては「40代で未経験は厳しい」と言われた時代もあった。でも、今は違う。
リモートワーク、副業解禁、オンラインスクールの充実など、学び直しと転職が現実的に可能な環境が整ってきている。
なかでも注目なのが、Webデザイナーという選択肢だ。クリエイティブで、手に職がつき、しかもフリーランスや在宅にも対応できる柔軟性。
しかも「学歴」「年齢」よりも、「作品=ポートフォリオ」で勝負できる世界。
本記事では、そんなWebデザイナーの世界に40代から挑むための“再起動計画”を、段階を追って解説していく。
言い訳をやめて、一歩踏み出すタイミングは、たぶん“今”。
Webデザイナーとは?――“作る”を仕事にするという選択
Webデザイナーとは、文字通りWebに関わるデザインを行う仕事。
ホームページ、ECサイト、LP(ランディングページ)、SNSバナー、メールマガジンなど、インターネット上の「見せ方」「伝え方」を設計するプロだ。
見た目を整えるだけではない。どの情報をどう見せるか、ボタンはどこに置くか、配色で印象をどう変えるか―
つまり「デザイン=戦略」であり、「感性+論理」の組み合わせが求められる。
使用するツールもPhotoshopやIllustratorなどのグラフィックソフトだけでなく、FigmaやXDといったUI設計ツールも加わり、近年ではHTML/CSSといったコーディングの基礎知識があるとより重宝される。
40代の人にとって、これらはまったく未知の領域に見えるかもしれない。でも安心してほしい。
今は未経験から始める人向けのオンライン講座が山ほど存在しており、“デザイナーの頭の中”をゼロから教えてくれる環境が整っている。
また、40代ならではの“実務経験”や“社会人スキル”が、意外とこの職業にマッチする。
たとえばクライアント対応力、プレゼン力、マーケティング思考などは、若手よりもむしろ武器になることも多い。
つまりWebデザインは、“ただのスキル転換”ではなく、“過去の経験を活かした再構築”でもあるのだ。
Webデザイナーに向いている人・向かない人
では、実際にWebデザイナーはどんな人に向いているのか? そして、逆にどんな人にはハードルが高いのか?
ここでは、自分の特性と照らし合わせて考えるためのヒントを挙げてみる。
【向いている人】
- 細かい作業を地道に進められる
- 相手の意図を汲み取るのが得意
- 視覚的な表現が好き(もしくは興味がある)
- トレンドや情報収集が好き
- 「伝え方」や「レイアウト」にこだわりがある
Webデザインは一見華やかだが、作業自体はかなりコツコツ型。何十回も微調整しながら「より良い」形を探る作業が続く。
また、クライアントの要望をヒアリングし、「それをどう形に落とし込むか?」を考える時間も多い。つまり、コミュ力と粘り強さがセットで必要なのだ。
【向かないかもしれない人】
- 新しいツールや技術にアレルギーがある
- フィードバックや修正指示に耐性がない
- 完璧主義で、いつまでも作品を出せない
- 自分のセンスに固執しすぎて、他人の意見を聞けない
もちろん“向かない”=“無理”ではない。でも上記に当てはまるなら、克服すべき課題があることは自覚しておいた方がいい。
そして何より大切なのは、「続けられるか?」というシンプルな問い。向き不向きより、“やってみて楽しいか”が最終判断材料になる。
Webデザイナーのキャリアパス―ゴールはひとつじゃない
40代からWebデザインの道に入るというと、「未経験で正社員なんて無理じゃ…?」と不安に思うかもしれない。
でも安心してほしい。Webデザイナーという職種には、多様な働き方とゴールが存在する。
ここでは、代表的なキャリアパスをいくつか紹介しよう。
【1】インハウスデザイナーとして社内業務を担う
企業内で、自社サイトの更新・バナー作成などを担当する“インハウス”のポジション。
業務の幅は限定されやすいが、その分「毎回クライアントが違う」といったストレスは少ない。
働き方も安定しており、会社員としての再スタートを切りたい人にはおすすめだ。
【2】制作会社で現場経験を積む
スキルを磨くには、制作会社での実務が最短ルート。複数の案件を並行して進めることが多く、スピード感と柔軟性が鍛えられる。
やや忙しさはあるが、デザイナーとしての“筋トレ期間”と考えれば納得できるはず。
職場によっては未経験歓迎の募集も増えているため、ポートフォリオ次第でチャンスあり。
【3】副業/フリーランスとして働く
40代の強みは、自分の時間と働き方を自分で設計できる柔軟さにある。
副業で案件をこなしながらスキルアップ → 本業に移行、というルートも現実的。
クラウドワークスやココナラなどでは、バナー作成や簡単なLP案件が多く、実績作りにも向いている。
【4】ディレクター、UI/UXデザイナーへステップアップ
経験を積んだのち、Webサイトの設計全体に関わる“上流工程”へ進む人も多い。
ユーザー体験を重視したUI/UXデザインや、複数人の制作チームをまとめるディレクター職は、40代のマネジメント経験が活きる場面でもある。
Webデザイナーは“入口”であって“終点”ではない。スキルが増えるほどに道は広がる。
「40代で転職して、10年後には講師をやってる」なんて例も、実はゴロゴロあるのだ。
リスキリングの方法―40代でもちゃんと学べる時代
さて、ここが本題。では、どうやってWebデザイナーになるのか?
選択肢は大きく分けて3つ。自分の時間と予算、モチベーションに合わせて選べるのが今の時代の強みだ。
【1】オンラインスクールを活用する(おすすめ)
確実に成果を出したい人には、やはりスクールが強い。
未経験者向けのカリキュラム+ポートフォリオ制作支援、就職サポートまで付いているところもあり、「迷いながら進む」を最小化できる。
以下のスクールは40代でも始めやすいと評判
- デジタルハリウッドSTUDIO by LIG
→ 実務直結型。現場で通用するスキルが学べる。
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- SHElikes(シーライクス)
→ 女性限定。おしゃれで学びやすいUI。仲間と学びたい人に◎。
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- TechAcademy(テックアカデミー)
→ 短期集中で一気に学びたい人に。副業支援やメンター制度もあり。
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無料体験やカウンセリングが可能なスクールも多いので、まずは比較してみよう!
【2】独学+ポートフォリオ作成
自力でコツコツ進めるタイプの人は、独学も十分可能。
今やYouTube、ブログ、書籍でプロレベルの教材が手に入る。
ただし注意点は、「学ぶだけで満足しない」こと。手を動かして作品を作り、誰かに見せて初めて成長する。
おすすめ教材例:
- 書籍:『1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座』
- 動画:YouTubeで「バナー デザイン 作り方 初心者」などで検索
- 模写練習サイト:「Web Design Clip」などで本物サイトを模写する練習も有効
【3】副業サイトで実戦投入
学んだスキルをいきなり“収益化”できるルート。
最初は1,000円、2,000円の小さな案件でも、「実績としてプロフィールに載る」ことが重要。
そこから単価アップや、継続クライアントの獲得にもつながっていく。
おすすめ副業サイト:
- クラウドワークス(登録無料。バナー、修正、簡単なデザイン案件多め)
登録はこちらから - ココナラ(自分のスキルを「商品」として出品するスタイル。初めてでも始めやすい)
無料会員登録してサービス内容を見る
アカウント登録だけでも一歩前進。まずは覗いてみるのが吉。
最後に―再起動の鍵は「一歩踏み出す勇気」
40代は、もう“若手”ではない。でも、“終わり”でもない。
むしろキャリアの真ん中で、「どんな仕事人生を生きたいか」を本気で選べるタイミングだ。
Webデザイナーという選択肢には、クリエイティブさと実用性、そして自由がある。
そして、今の時代なら“未経験40代”でも、それは全然アリだ。
必要なのは、完璧な準備じゃない。
必要なのは、「とりあえず申し込んでみる」「ちょっと調べてみる」という、たった一歩の
勇気だけだ。
今、その一歩を踏み出したなら。
きっと君の中で、静かに“再起動”の音が鳴っているはずだ。
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